霧島温泉郷の湯が川になって落ちる、硫黄の匂いのする滝。
滝つぼの青さは、温泉の色
上流の硫黄谷温泉などから湧いた湯が川に混ざり、滝つぼを青白く見せています。

崖の縦の割れ目は、溶岩が冷えてできた柱状節理
Impression|ひとこと
温泉郷の宿によっては散歩で行ける距離にありながら、高さ23mの崖を水が流れ落ちる、しっかりとした滝です。滝の前に立つと硫黄の匂いがはっきりしていて、温泉の流れる滝だと鼻でも分かります。
国道223号の旧道沿いにあり、車を降りて歩いてすぐ、滝つぼの前に立てます。霧島温泉郷を車で移動する途中に、数分で寄れます。
滝つぼはなぜ青い?
青さの元は、約2km上流の硫黄谷から流れてくる湯です。
現地の案内板によると、硫黄谷温泉などから湧き出した温泉が川に混ざり、滝つぼを青白くしています。
丸尾滝のある霧島温泉郷は、丸尾、硫黄谷、林田など大小9つの温泉の集まりです。その湯の一部が川に入り、この滝を落ちています。


出典:国土地理院ウェブサイト(地理院地図)を加工して作成
崖の割れ目はどうやってできた?
熱い溶岩が冷えて固まるときに、縦に割れてできました。
崖に並ぶ割れ目は柱状節理と呼ばれます。熱い溶岩は冷えて固まるときに縮むので、そのひずみで規則的に割れます。割れ目は、溶岩が地面などに触れて冷やされた面に対して垂直に入ります。崖の下のほうの割れ目の向きをたどると、溶岩が流れてくる前の地形が分かります。
滝の上流には、柱状節理を真上から見た断面が川底に現れている場所もあります。畳を何枚も敷いたような様子から、千畳敷と呼ばれています。丸尾滝から約1.1km上流です。
赤茶色の崖、青白い滝つぼ、白い水の3色の取り合わせは、案内板でも見どころとして紹介されています。
同じ霧島の犬飼滝にも縦の割れ目がありますが、あちらは約3万年前の火砕流が熱で固まった岩です。割れ目は似ていても、元になった噴火の形が違います。

Access & Parking|駐車場と行き方
道路脇の無料スペースに停めれば、滝つぼまでは歩いてすぐです。
駐車場は、滝の向かいの道路脇に白線を引いた数台分のスペース。専用の駐車場というより、道路の路肩を広げた形です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 駐車場 | 道路脇に無料の駐車スペース、7台ほど |
| 車 | 溝辺鹿児島空港ICから約40分 |
| バス | 鹿児島空港から霧島いわさきホテル行きで34分、丸尾で降りて徒歩約10分 |
| ライトアップ | 毎日、日没から21時半まで |
| 料金 | 見学自由 |
ライトアップと車の所要時間は霧島市の観光ページ(2026年9月更新)、駐車スペースとバスは念のため出かける前に確かめてください
駐車場は7台ほどと少ないので、満車なら車窓から眺めるだけにして、温泉郷を回る途中でもう一度通るのが現実的です。
空港からの移動は、空港アクセス記事でレンタカーとバスを比べています。

Stay Nearby|近くで泊まる
丸尾滝は霧島温泉郷の中にあるので、温泉郷に泊まれば、宿によっては夜のライトアップも散歩がてら見に行けます。行った際は、同じ霧島の丸尾にある、摘み草の宿こまつに泊まりました。全6室に源泉掛け流しの客室露天があります。

翌日は鹿児島市内へ下りて、2泊目をシェラトン鹿児島にすると、山の湯と街の夜を一度の旅で味わえます。

出典:霧島ジオパーク 丸尾滝の現地案内板、霧島市 霧島の滝、るるぶ&more. 丸尾滝、鹿児島県 ぶらり霧島紀行、旅行読売 たびmag 犬飼滝、国土地理院 地理院地図
